日本代表が１４年ぶりに「世界一」を目指す、野球のWBC（ワールドベースボールクラシック）が熱い。

私も毎試合ごとにテレビ観戦しているが、普段はプロ野球も見ないのに「にわかファン」ぶりを自覚している。

視聴率も凄く、NHKの紅白歌合戦をしのぐ勢いである。今後は準決勝と決勝がアメリカのマイアミで行われるので、日本時間では午前８時頃の放送となるが、幸い２１日は祝日なので朝から見て騒ぐ日本国民は多いと思う。そして決勝の２２日は、私は仕事が休み（定休日）なのでゆっくりと観戦できるので楽しみである。

今回の日本代表は過去最強チームと言われ、優勝候補とも目されているが、負ければ終わりの一発勝負なので油断できない。

メジャーリーグでも大活躍している、ダルビッシュ有や大谷翔平などのスーパースターを要する日本代表であるが、これから世界に羽ばたく若手の日本人選手も多くいる。

特に日本の投手陣は層が厚く、アメリカ代表チームには蒼々たるメジャーリーガーの強打者が揃っているが、投手陣は日本が最高との下馬評がある。

準々決勝のメキシコ戦で先発した大谷投手だが、ダルビッシュ投手と一緒に決勝に登板する可能性もある。今後の試合はメジャーの強打者をいかに日本の投手が抑えるかがポイントである。

日本の投手陣もさることながら、打撃陣も期待が持てる。隙の無い打順で個人的な好・不調はあるだろうが、毎試合誰かがホームランやタイムリーヒットを打っており、危なげない得点を挙げている。

今回のWBCからルールが変わり、出場選手は国籍に関わらず、両親のルーツに関わる国からの出場が認められた。一躍人気者になったヌートバー選手（たっちゃん）が良い例である。

ヌートバー選手の母親が埼玉県東松山市出身であり、子供の頃にも日本の高校日本代表チームのホームステイ先として交流があり、ハンカチ王子こと斎藤佑樹選手とも親交があったそうだ。

母親の実家のある東松山市も、ここぞとばかりに人気にあやかり、市役所前や市役所内にヌートバー選手の応援コーナーを設置したとの報道がある。

私も同じ埼玉県民として、大いに応援したいと思っている。今回のルール改定により、メジャーリーガーが各国へ分散し、予想外の国が強豪国になるという面白みが広がった。

スポーツの世界ではハーフやクオーターの選手が大活躍しており、世界の一体感が先行している。やはりスポーツは平和の象徴である。ロシアのウクライナ侵攻で重苦しい世情ではあるが、スポーツで鬱憤を発散したいものである。あと２試合、頑張れニッポン！