衆参両院での少数与党時代の到来。
2025/08/04
参議院議員選挙後の臨時国会が召集された。衆参両議院での少数与党時代が到来し、今後の日本はどうなるのか?
本来なら、新しい参議院議員により人事を決めるセレモニー的な国会召集であるが、今回は予算委員会も開催されるようだ。
自民党では結党以来初の、与党として両議院で過半数割れとなり未知の国会運営となる。石破首相の進退も今後どうなるかわからない。
今後は与党単独での法案成立が出来ないので、各法案毎にどこかの野党と協力しなければ前に進まない。
国民の審判なので致し方無いが、私が心配するのは財政である。積極財政(国の支出増)を主張する新興政党が躍進しているが、財源の裏付無しに減税だの・給付金だのと耳障りの良い政策をアピールしている。
今回の参議院議員選挙では、参政党が大躍進であったが、極右的な考えに傾倒している様で私は危うさを感じる。
アメリカでもヨーロッパでも極右政党が躍進しており、世界的な流れかも知れないが各国にて分断が進んでいる。
積極財政を推進する各党は、財源を「国債」で賄うと主張しているが、今の日本国債は年々「格付け」が下がり、魅力や人気が無く先行き不透明である。
アベノミクスで日本国債を買い支えてくれた日銀も、今後は買付量を半分にすると言っているし、マイナス金利で国債しか運用方法が無かった国内民間銀行等も、金利が戻ってきたので脱国債に舵を切っている。
かつて日本国債は強くて人気も有ったが、今では財務省の特別チームが海外で売込みを一生懸命行っても「そっぽを向かれる」状況である。先進国で最悪のGDP200%の債務超過を抱える日本の財政は異常である。更に借金をして減税や給付金を出す政策は正しいのか?今後は綱渡りの政治時代が到来する。
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