８月12日に警察署から逃走した「樋田容疑者」が、山口県でとうとう御用となった。

なんと、丸刈りで日焼けして、堂々と「自転車日本一周」を掲げて、公共機関への出入りや警察の職務質問もかわしていた。

行く先々で、人々と交流を交わし、親切にしてくれた人には「感謝の手紙」まで残していた。

こそこそと、挙動不審に逃げ回れば怪しまれるが、堂々と顔を出しながらコミュニケーションを取れば、全く怪しまれないようである。

結局、最後は万引きで逮捕されたが、この逃走期間中にどれだけの盗難を繰り返してきたのか？

自転車は勿論の事、ウエアーも含めたこの装備品はどうしたのか？謎も多い。

公共交通機関を使用せず自転車で移動し、旅行者の多い「道の駅」で寝泊まりすれば逮捕される可能性も少なくなる。まさに理にかなっている逃走方法である。

「木を隠すなら森に隠せ」と言われるが、「人を隠すなら人混みに」の法則である。何はともあれ樋田容疑者の、自由気ままなバケーションは終了した。

余罪を洗いざらい検証し、長い留置期間を課してもらいたいものである。