毎日が本当に楽しみです。連日の日本選手の活躍で、嬉しいオリンピックです。

身体的に不可能と言われる、アジア人による短距離走ですが、

男子４００ｍリレーにて、日本男子チームが銀メダルです。

女子バトミントンにおいても、「タカ・マツペア」が史上初の金メダル獲得など、凄い結果が出ています。

しかし、オリンピックを見れば見るほど、この世に「絶対は無い」という事を痛感させられます。

「タカ・マツペア」の決勝戦土壇場、絶体絶命の状況からの５点連続ポイントでの逆転劇もそうですが、

女子レスリングの「絶対女王」吉田選手の敗戦です。

「霊長類最強」と言われ、１５年間無敗の王者も「負ける」事を、こんな一番大事な場面で天は啓示されます。

オリンピック史上、女子選手の個人４連覇はありませんでしたが、日本の伊調選手が達成しました。

これも、「絶対不可能は無い」事を教えてくれています。つまり世の中、「絶対」は無いのです。

偉大な「絶対女王」である吉田選手を慕う、後輩達が次々と開花しています。

今回の印象的な話ですが、五輪初出場で金メダルを獲得した登坂選手が、吉田選手へ相談したそうです。

「オリンピックには魔物が居る」と言われますが、本当にそうですか？

吉田選手は、「魔物とは自分の心の事だよ。だから自分で克服できるんだよ」とアドバイスしたそうです。

その教えを胸に、後輩たちは次々と羽ばたきました。

女子レスリング６種目で、日本は金メダル４個、銀メダル１個で圧倒しました。

これは、吉田選手の貢献無くして有り得ません。その事は日本国民が等しく自覚しています。

「日本選手団の主将として申し訳ない」と、ひたすら泣き謝る吉田選手に、堂々と胸を張って帰国してほしいと願います。

吉田選手の偉大な足跡は、今回の金メダルに比べようもなく大きいのだから。