新年度の予算を審議する大切な国会が、「森友学園への国有地格安売却」問題で荒れている。

安倍総理の昭恵夫人が名誉校長（現在は辞任との事）を務めていたので、不正に安く払下げたの

ではないかとの疑惑が有ります。

しかも、この学園の理事長は、日本最大の右派組織「日本会議」の大阪支部の幹部でもあります。

この団体は、政界・経済界・教育界・法曹界・宗教界・芸能界等の有力者が会員であり、日本の支配層

と言われる方々が参加しています。

当然ながら、役人である官僚達もこの団体に参加している方も多々おり、この組織の幹部から

頼まれれば、相当な配慮を行うのは当然の事かもしれません。

ましてや、次世代を担う子供達を、この団体の信奉者として教育する「小学校」だからです。

この団体には、衆参の国会議員が280名も会員です。神社本庁をはじめとする「神道系」の

宗教団体が、活動の中枢を担い、その組織力や資金力・動員力は、国会議員には魅力です。

我々、下々の者には別世界のようですが、大企業の経営者や、有名大学の教育者・政治家・著名人等、

我々に影響を与える「日本の支配層」の根幹団体とも言えます。

民進党や共産党が、この問題をいくら追及しても「不正行為」までは辿り着けないと思います。

野党は、有力政治家の関与を立証して「政局」へ持って行きたいのだろうと思いますが、今回の

件は、全ての関係者（政治家・役人）が、自主的な「壮大な配慮」による、合法的な「格安価格」

での売却だから無理です。（最高裁の元裁判長も会員です）

自由な宗教・結社は、憲法で保障されている国民の権利です。過度な右派的思想も自由であり、

その信奉者が「日本の支配階層」に多いという事実が有るだけなのです。

何も知らない無垢な幼児に、戦前思想を教育する学校や幼稚園に、我が子を入学させるか？させないかは、親の

判断ですが、テレビで宣誓する園児の姿を見ると、ここは北朝鮮か？と目を疑いました。

思想教育とは、一歩間違えれば何と恐ろしいものかと、身震いを覚えます。