ウクライナへ侵攻中のロシアで、民間軍事会社ワグネルとの間での内紛が発生しました。

ワグネルの創始者であるプリゴジン氏は、常々ロシアの正規軍に対して不満をぶちまけており、とうとう実力行使へ出た模様です。

日本の最後の内戦で有る「西南戦争」の西郷軍のように、「国防省へ物申す」と、ロシアの首都モスクワを目指して行軍を始めた。

ロシアの国防省やプーチン大統領は、このワグネルの行動を非難して警戒態勢と鎮圧行動を急いだ。

いよいよ本格的な内戦状態へ突入するのかと思いきや、わずか１日で終息してしまった。

ロシアの同盟国であるベラルーシのルカシェンコ大統領が、プーチン大統領からの依頼で仲介役となり、ワグネルのプリゴジン氏と協議して、進軍を停止してプリゴジン氏はベラルーシへ滞在する事となった。（ベラルーシ国内で、プーチン大統領が得意の毒殺が行われるかも知れない）

ロシアの大統領府のペスコフ報道官は、今回の件でプリゴジン氏への刑事訴追は実施しないと発表した。前日には「反乱・裏切者」と罵っていたのに、翌日には何らお咎め無しとなった。

ロシアのこの見苦しいゴタゴタは、プーチン政権の終わりの始まりかも知れない。