冬季北京オリンピックが開幕した。

新型コロナウイルスの変異株「オミクロン株」が猛威を振るう中、中国が国の威信をかけて取り組んでいる。

開幕式は最新のテクノロジーを駆使しており、なかなか見ごたえのある内容であった。

中国は、もはや発展途上国とは思えない進化を世界に披露したと思える。

特に「聖火点灯」では、聖火台を設けずトーチをセットする方式を取り、既成概念であった今までの常識を覆す演出であった。

オリンピックは政治と切り離すべきと言われるが、世界の注目を集める舞台なので、否応なく政治は介入してしまう。

色々と問題のある中国は、自国を支持する国々と積極的に「オリンピック外交」を展開している。

オリンピックには様々な側面もあるが、私は純粋に日本人選手の活躍を応援したいと思う。

早速、日本人選手初のメダル獲得のニュースも飛び込んできた。男子モーグルの堀島選手が銅メダルを獲得した。本当は金メダルを期待していたが、一発勝負のオリンピックには「魔物が住んでいる」ので、思うようにはいかない。

期待されていた女子ジャンプ・ノーマルヒルの高梨沙羅選手は、残念ながら４位となりメダルを逃してしまった。

滑走時に風がなかったと言われたが、自然現象も味方につけなければメダルは獲得できない厳しい世界である。

勝って涙を流す者もいれば、負けて涙を流す者もいる。そんなオリンピックだから感動を呼ぶのである。