新型コロナウイルスの猛威が、世界を席巻している。

感染者数が20万人を超え、死者数も１万人を超えた。（3月22日の昼時点の情報）

新型コロナウイルスの猛威は、発生元の中国を中心とするアジアから、欧米へと移っている。（欧米流の頬へのキスや、握手・ハグの習慣が大流行の原因か？）

特にイタリア・スペイン・フランス・ドイツ・アメリカで急激な感染が発生している。

外出禁止令が発動された国もあり、経済活動も二の次となっており、まさに戦争状態のようである。

医療崩壊を起こしたイタリアでは、連日数百名の死者が発生しているが、人手が足りず埋葬すらできない状態との事です。

このような世界情勢の中、東京オリンピック・パラリンピックの中止や延期が現実味を帯びてきた。

ＩＯＣや日本側は、予定通り完全なる履行を強く訴えているが、世界の潮流は中止より「延期」に傾いてきたように感じられる。

国により新型コロナウイルスへの対応は違うが、外出禁止令が出ている国の選手はトレーニングもできない状況である。オリンピックへの各種競技団体の選考大会も開催できず、選手にとっては公正公平とは言えない状況である。

延期するにも、各種のスポーツイベントが予定されており、なかなか日程を調整するのも難しいと思う。

しかし、中止するより「延期」の方が経済的にも得策である。

3月20日にギリシャより「聖火」が日本に到着したが、強風で火が消えたり、ブルーインパルスの「五輪マーク」が吹き飛ばされた。

東京オリンピック・パラリンピックの今後を暗示するようで、なんとも先行きが思いやられるトラブルである。