もてあそばれる「民衆」。
2021/08/22
アフガニスタンで反政府勢力「タリバン」が、武力にて首都カブールの大統領府を占拠し、更に殆どの国土を掌握して政権を奪取した。
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今の時代で、国軍によるクーデター以外の「テロ暴力」により政権を奪取する現実を見るとは思わなかった。
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タリバンとは、極端なイスラム原理主義を提唱し、自由と民主主義の真逆な国家を目指す組織であり、タリバンの方針に従わなければ「公開処刑」との極端ぷりです。
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2001年の米軍侵攻以来、強制的に民主主義に転換させられ、20年間も自由と民主主義に慣れさせられた民衆に、180度真逆なイスラム原理主義の生活を暴力により強要されるのはどんな心境だろうか?
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民衆が民主主義に則り「反対デモ」を行うと、無差別に機関銃が発射される。国民にとっては正に「天変地異」である。
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国外に脱出しようにも受け入れ先が無く、周辺国の対応も避難難民への対応はまちまちだ。
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タリバンは、前政権時代と違い緩和政策をアピールしているが、実際に実行されるのかは、甚だ懐疑的である。
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なぜこんな事態になってしまったのか?言葉尻は正論ぽいが、結局アメリカが「これ以上面倒を見切れない」と見放した事に由来する。(トランプ・バイデン両大統領が)
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アメリカのアフガニスタン侵攻以来、アメリカや同盟国が巨額な支援を行っても、アフガニスタン人による独立的な国家再建は成し得なかった。兵力30万人の政府軍が、闘いもせずに兵力10万のタリバンへ降伏していた。(しかも最新の武器を放棄して)
アメリカの思惑通りにアフガニスタン国民は動かない。「与えられた自由と娯楽は甘受するが、命を懸けた戦闘は嫌だ」という事だ。アメリカは第二次世界大戦後の日本侵略政策の成功体験が忘れられないようである。アフガニスタンは10年に及ぶソ連侵攻と20年に及ぶアメリカ侵攻を受けても、結局タリバンが政権を握る国なのである。歴史は繰り返されるものなのだろうか。
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