日本で初めて開催される「Ｇ２０」サミットが、大阪で無事に閉幕した。

不便を強いられた大阪市民の皆様と、再考レベルの警戒を長期に渡り実施した警察官の方々に敬意を表します。

世界のＧＤＰの９割を占める国々の首脳が参集し、世界の問題を議論する事はとても重要で意義のある事と思います。

水面下では、いがみ合う国も有りますが、各国のリーダーが顔を合わせ握手する姿は、例え表面上の儀礼であっても安心致します。

安倍首相も議長としての大任を果たし、世界的なリーダーとしての面目躍如な評価を得たと思います。

今回の「Ｇ２０」サミットの最大の関心事は米中首脳会談で、熾烈な貿易戦争の行方が焦点でした。

結果的には、米中で今後も協議を継続する事と、アメリカが用意していた追加関税措置は、取り合えず停止する事で落ち着きました。

予測不能なトランプ大統領を、唯一コントロールできるのが安倍総理であると世界では言われています。

今回、このような時期に日本で「Ｇ２０」サミットが開催される事は、世界の幸運だったのかもしれません。

閉幕に際して、「Ｇ２０大阪首脳宣言」を採択されました。自由経済の維持やＷＴＯの改革、プラスチックごみ問題への取り組み等が主な内容として宣言されました。

世界のＧＤＰの１位・２位・３位の経済大国の首脳が、狭い長机にぎゅうぎゅうと座っている光景は面白かったけど、これが現代の「呉越同舟」でしょうか？今後も平和的な話し合いによる問題解決を望みます。