「随意契約・備蓄米」販売開始。
2025/06/01
やる気になればできるじゃないか!と言えるほど、物凄いスピードで政府備蓄米が5月31日から一般販売された。
一部のスーパーやホームセンター、ネット販売からスタートしたが、備蓄米の数量にも限度があるので国民すべてに行き渡る事は無い。
今回は「農協」を介さずに、政府が直接小売業者へ販売し、小売り各社は他社と競うようにスピーディーに販売した。
備蓄米は令和4年産や3年産の、いわゆる「古古米」・「古古古米」であるが、小泉農水大臣の手柄を否定するため、野党各党は「安くできるのは当たり前」と主張している。
ここで、国民民主党の玉木代表がオウンゴールとも言える「失言」をしてしまった。今回の「古古古米」は「あと1年すれば動物のエサになる予定の米で、安くて当たり前」と発言した。
政府や与党もこの失言を逃さず、やんわりと批判して玉木代表の立場を陥れようとしている。
最近急速に支持率が低下している国民民主党にとって、火に油を注ぐような失言に対し、玉木代表も「火消し」に躍起となっている。
確かに法律上は、5年越えの備蓄米については飼料用に安く放出する事となっており、農政関係者間では「エサ米」と呼んでいる事も事実である。しかし、その米を国民の食用に今回放出するのだから、このような発言はやはり不適切である。昨晩、この話題を家族でしていた時、農家で育った妻が「農家は新米なんか記念に毎年1回しか食べた事がない。いつも余っている古古古米や古古古古米を普通に食べていた」との言葉が私にはショックであった。長い減反政策で政府(農協)による米の買取制限があり、取れすぎた米は売る事もできず農家自身で食べて消費するしか術がなかった時代だった。農政関係の政治家や官僚は、農家がこのような状況であった事を知っていながら「エサ米」と呼んでいるのか?もっと自らの農業政策の誤りを恥じ入るべきだと思う。
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