世界を混乱の渦に巻き込んでいる、アメリカのトランプ大統領の関税政策について、世界に先駆けて「日米交渉」が開始された。

本来なら閣僚同士で協議する会合に、トランプ大統領自らが急遽参加すると表明し日本政府を慌てさせた。

日本の担当閣僚である「赤沢経済再生大臣」も、突然のラスボス出現に機先を制された。

世界最大の経済大国が、関税を武器に外交問題を一気に解決させようという乱暴なやり方に、世界は翻弄されている。

トランプ大統領の言い分は「単純明快」だ。「アメリカ製品を大量に買って貿易赤字を解消せよ。一方的に日本を守るのだから軍事費を出せ」である。

トランプ大統領は特に「アメ車」を買えと強要するが、デカくて燃費が悪く壊れやすい左ハンドルの「アメ車」が日本で売れる筈がない。アメリカの自動車メーカーは、ヨーロッパの様に日本の規格に合った車を開発する努力をしていない。

今まで培った世界の規律やルールを、一方的に破壊する事が出来るのはトランプ大統領たる由縁であろう。（良識と品位を求められない大統領）

世界はこの「関税の嵐」に対し、どのように対応するのか？トランプ大統領がレームダックに陥るまで２年間ひたすら耐えるのか？日本の様になだめすかして機嫌を取るのか？

トランプ政権内にも常識のある実力者はいると思うので、何とかウィンウィンの妥協点で終着してもらいたいものだ。