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「異次元の少子化対策」は大丈夫か?

2023/12/17

今の政界は、「裏金疑惑」で混沌とし、重要政策が実現できるのか微妙な状態である。

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岸田政権の最新の支持率は17%台まで落ち込み、政権奪還以降最低となっている。このような状況なので、大型目玉政策である「異次元の少子化対策」の実施が危ぶまれている。

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この政策は、子供を望む夫婦や子育て世帯に手厚く、今まで置き去りになっていた「若者」への積極政策であり、日本の未来に貢献する政策だと思う。

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保育や児童手当、教育費の無償化や共働き世帯への優遇など、現状の様々な社会問題を網羅しており、私は大いに評価している政策である。

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私の家庭では既に子育て時期は終わりましたが、当時にはこんなにも手厚い支援は有りませんでした。一部の国民からは不公平だという声も有りますが、日本の少子化は待ったなしです。

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昔の出産は自宅で産むのが普通で、出産は自然現象なので医療行為では無いとの考えでした。しかし、現在では病院以外で出産する方が異例であり医療保険適用は遅すぎると思います。

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今回特筆すべき目玉は、子供が3人いる世帯の場合は、第一子から大学等の授業料が実質無償化となる政策です。東京都のように高校授業料無償化の条例がある地域なら、大学卒業までの教育費は殆ど掛かりません。これは出産意欲のハードルをだいぶ低くしてくれると思います。

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保育についても、自営業者やフリーランスなど家庭に保護者がいる場合でも利用できる様になり、育児期の精神的負担も緩和されると思われます。

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共働き世帯における育児休暇取得を支援するため、育休時の手取りを100%保証する事も意義深い。

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また、以前から問題とされていた「年収の壁」についても、2025年度の年金制度改正前までに前倒しで緩和政策をする方針であり、子育て世帯以外にも有難い政策だと思う。

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その他、低所得世帯へも様々な手当てや助成制度が検討されているが、これらの「異次元の少子化対策」には4兆円の財源が必要である。しかし、今の政界ではこの様な重要政策を議論できる状況にない。政治と金の問題で重要な政策が停滞する事は国民の悲劇である。今後の自民党は内紛状態となるかも知れないが、綱紀粛正について猛省してもらいたい。

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