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「第二次岸田再改造内閣」について。

2023/09/17

第二次岸田再改造内閣が始動した。今秋にも解散総選挙があるかもしれないので、超短期内閣になる可能性もある。

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今回の内閣の特徴は、70人超えと言われる大臣待機組へ配慮した「新任大臣」の多さと、世界的な女性差別問題に配慮した女性閣僚の多さだ。(過去最多5名と同等)

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初入閣の新任大臣の実力は未知数であるが、何か大きな失態があれば解散総選挙に打って出て「ガラガラポン」をする腹づもりなのかもしれない。

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又、自民党の各派閥や来年の総裁選にも考慮した絶妙な人事であり、岸田首相のしたたかな一面も見せている。

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当選回数4回以上である男性議員の「大臣待機組」にとっては、当選回数の少ない女性が直ぐに大臣になるので、過度な女性優遇は「逆に男女差別である」と嘆いている。

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しかし、女性の国会議員の絶対数が少ないので、副大臣や政務官へ登用できる女性人材がいない。女性政治家の育成が今後の日本の大きな課題でもある。

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今回の組閣の注目は、外務大臣になった上川陽子議員である。経験豊富な林外相を交代させた事は驚きであったが、海外経験も豊富で海外への人脈もあり、語学堪能な上川氏へ期待したい。(日本初の女性総理になる、最有力候補とも言われている)

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私の個人的な注目は加藤鮎子大臣である。私の故郷・山形県選出の衆議院議員であり、二世議員ではあるが「山形県初の首相候補」と言われた、故加藤紘一氏の娘である。

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故加藤紘一氏は、閣僚や与党自民党の幹事長を歴任し、「総理に最も近い男」と言われた絶頂期に、当時の森首相への内閣不信任案へ賛成しようとした、俗にいう「加藤の乱」の失敗で旧失墜した大物政治家であった。

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歴史に「たられば」は禁物であるが、もっと入念な根回しで派閥をまとめ、「加藤の乱」が成就していれば大きな政界再編となり、今の日本の政治も大きく変わった事だろう。(野党との連立政権で、加藤氏は首相になったはずです)

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故加藤紘一氏は、自民党結党時からの名門派閥「宏池会」の第6代会長であり、現会長は岸田首相である。世襲議員には批判も多いが、政治家とは特殊な職業であり、家業として地盤・票田を引き継ぐのが地元有権者には分かり易く、世襲議員のご先祖様が歴史上の人物なので変遷が理解しやすい。政治家の世襲は、ある意味「自然の流れ」なのかもしれない。

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