この度、当社は国土交通省がスタートした「特定既存住宅情報提供事業者団体登録制度（安心Ｒ住宅制度）」に参加する事となりました。

当社が所属する業界団体の「公益社団法人　全国宅地建物取引業連合会」が、前述の事業者団体に登録されており、「全宅連安心Ｒ住宅」というブランド名にて、ハトマークグループの総力を結集し、既存住宅流通に向けた新たな制度の普及促進に邁進して参ります。当社は、2019年8月1日付けにて「全宅連安心Ｒ住宅」の事業者（特定構成員）として、埼玉県では８番目の事業者として認定登録を取得致しました。

「安心Ｒ住宅」とは、空家問題が社会問題として認識される現在、「不安」・「汚い」・「わからない」といった「中古住宅」のネガティブなイメージを払拭すべく、耐震性があり、綺麗にリフォームされ、建築時の記録や点検記録等の情報が開示される等の、国土交通省が定める一定の基準を満たした既存住宅に対し、「安心Ｒ住宅」の標章（ロゴマーク）を使用する事が許諾される制度です。

＜参照＞

http://www.mlit.go.jp/jutakukentiku/house/jutakukentiku_house_tk2_000038.html

この制度に参画する各業界団体が、更なる工夫や特徴を活かした方法にて、この制度を普及促進して参ります。

当社が開発実施する「全宅連安心Ｒ住宅」の特徴は、国土交通省の基準では義務化されていない「既存住宅売買瑕疵担保保険」の付保を義務化し、フルリフォーム（外装・内装・住宅設備機器の新品交換）を行う事です。第三者機関にて構造体を検査のうえで保証してもらい、内・外装を綺麗にリフォームし、最新の住宅設備機器に交換し、築年数や敷地の面積にもよりますが、新築住宅価格の３０～５０％引きでのご提供を目指しております。

＜参照＞

https://www.zentaku.or.jp/anshin-r/

この「全宅連安心Ｒ住宅」購入者のメリットとして、新築購入者と同様に「住宅ローン減税」と「すまい給付金」の優遇を受ける事ができ、尚且つ、所有権移転登記時の登録免許税の軽減や、住宅取得資金に係る贈与税の非課税措置等の優遇も受ける事ができます。

国の政策は、新築住宅の大量供給政策から、既存住宅（中古ストック）流通へと大きく舵を切りました。勤労者の所得格差が二極化し、住宅シェアに抵抗を感じない世代が住宅の購入層になってきました。当社が以前より注力している「空家問題解決」の一助となるよう、この新規事業に邁進する所存です。