クリスマスも終わり、いよいよ年末年始の雰囲気が強まってきた。2021年を総括したいと思う。

日本の最も重要な同盟国であるアメリカで、国民分断の中で政権交代が起こり「バイデン政権」がスタートした。

日本では、１年延期していた東京オリンピック・パラリンピックが、緊急事態宣言下でオリンピック史上初の「無観客」で開催された。

日本人選手が過去最高の成績を収め、日本国内的には盛り上がったが、世界的には印象の薄い大会となってしまった。

日本の政治でも、菅内閣から岸田内閣へ移行し、衆議院総選挙を経て本格的に始動し始めた。補正予算も成立し来年早々に新年度予算審議で、その真価が問われる事だろう。

しかし、何といっても今年の最大の関心事は、昨年同様に「新型コロナの影響」である。ワクチン接種で峠を過ぎたかと思えば、最近では変異株が猛威をふるい、混とんとしてきた。

欧米では「デルタ株」から「オミクロン株」に置き換わり、１日当たりの感染者数が過去最高を連日記録しており、ワクチンが無力化していることを物語っている。

日本でも各地で「市中感染」が増え始めており、今後爆発的に感染者数が増加する予想が出ている。ようやく経済回復の兆しが見えていたのに、今後の見通しが暗くなってきた。

やはり、来年も新型コロナとの戦いがメインとなる１年となろう。皆様、お体を大切に、良いお年をお迎えください。来年も宜しくお願い致します。