東京オリンピック・パラリンピックの、組織委員会会長である森喜朗氏が、とうとう辞任を表明した。

女性蔑視と受け取れる発言がもとで、日本よりもむしろ世界から非難されてしまった。

後任会長に川淵三郎氏を指名していたが、今度は川淵氏のリップサービスが過ぎて、密室人事との批判が巻き起こり、早々に辞退表明となってしまった。

このお二人に共通しているのが、「口は禍の元」という事である。過去の実績や知名度・貫禄は申し分無いのに。誠に残念至極である。

唯我独尊である森氏であったが、東京五輪スポンサーが離脱してしまう事を恐れ辞任に追い込まれてしまった。特に巨額の放送権料を支出する、アメリカのNBC放送が批判した事が大きかった。（IOCも手のひら返しを行った）

今後の会長選出については、公正でルールに則った方法で選出される予定ですが、東京オリンピック・パラリンピックが開催されても、延期や中止になってもIOC・日本政府・東京都・関係自治体・各社スポンサーとの調整交渉が予想され、能力だけではなく「大物人物」でなければ務まらない。

規約ルールでは、会長は理事から選出される事となっており、現在の理事に適任者がいなければ、意中の人物を新たに理事にしなければならない。オリンピック憲章では政治との中立が必要であり、果たしてそのような大物がいるのか？

オリンピックを東京に招致した大物たちは、もう誰もいなくなってしまった。案外、現在は無役の衆議院議員となっている安倍前総理が就任するのも有りかもしれない。

昨夜、震度６強の大きな地震が福島で発生した。来月11日に東日本大震災から10年になるこの時期に不気味である。

気象庁の発表では、今回の地震も10年前の東日本大震災の余震との事です。自然の驚異を感じます。