豊洲市場の水質調査の結果が発表されたが、摩訶不思議である。

今まで問題が無かったのに、小池都知事が移転を延期した途端に、急激に有害物質が

検出されています。今までの調査結果が偽装なのか？、今回の結果が偽装なのか？

専門家会議でも不思議な結果であると断じ、今後は専門家会議主導のもとで再調査するとの事です。

結果的には、移転延期が正解であった事となりましたが、今後ますます混迷しそうです。

混迷と言えば、いよいよアメリカ大統領にトランプ氏が就任致します。

選挙戦終了後初の記者会見も大荒れでした。メディアとの対立でも醜態をさらしています。

ＣＮＮを偽ニュースの発信元と言い放ち、質問もさせませんでした。

世界一影響力のある立場になる人とは思えません。

トランプ氏の記者会見の前日に、オバマ大統領の最後の演説がありました。

長年支えてくれた、バイデン副大統領に勲章を贈呈して感謝を表し、まさに品格者と言えます。

しかし、アメリカ国民は理想論ばかりの品格者より、実利を与えてくれる無頼漢を選択しました。

ハリウッド女優のメリル・ストリープは、ゴールデン・グローブ賞の演説で、人権や報道の自由を侵害する

トランプ氏を糾弾しました。すると直ぐにトランプ氏は、ツイッターで「メリル・ストリープは、最も過大評価

されているハリウッド女優で、大負けしたヒラリーの下僕だ」と批判の応酬をしました。

今まで、正論とされてきた道徳観が、ただの「綺麗言」と批判される世の中になりました。

勝てば官軍、勝者の論理が正論。の時代が始まります。